みやぎ2025全国育樹祭 ~育林交流集会シンポジウムを終えて~
吉田です。これほど大きな行事ですから、その一端に関わることが出来て光栄に思っています。

まずは、10月4日(土)AM、わざわざ飛行機で駆けつけてくれたオイスカ三重・みよし(愛知県)の会員6人と、松島(宮城県)推進協議会の会員4名の、合同視察の対応。私はシンポジウムのリハーサルがあり、林久美子さん、浅野さん、大学生インターンの寺田さんと柚原さんにお任せ!


そして午後は、「育林交流集会」シンポジウムin名取市文化会館。260名ほど申込があったようです。名取北高校2年生「いきもの探究チーム」男子5人は、前日深夜まで苦労して作成したパンフレットを初配布。名取市長にも。来週は大学の学園祭で、その次は校内発表会で配るそうです。





いつもと違う海を泳ぐような新鮮な感覚でした。新しい情報もたくさん入りました。下の写真は、名門「仙台二華高」の生徒さんたちの研究。レベル高い・・・!!





私にとっては、全国各地でいつも話しているプレゼンを、身近なボランティア・宮城の会員・地元市民にも聞いていただく、じつは極めて珍しい機会。本気でパワーポイントを準備しました。珍しいと言えば、読む練習までしちゃいました。(いつもは完全アドリブしかしません)




年に何度も各地でプレゼンしますが(ジャイアンリサイタル的ですが・・・)、今回は、分野が違い、はじめて会う、現役バリバリの方たちと登壇。こういう時は控室が重要(ご来賓の方たちとも「仕事」の話も出来ましたし)。ここで高校生たちも含め意気投合。超リラックスムード。仕込み万全。さすがの登壇者の方たちでした。㈱モリアゲの長野麻子代表、宮城県庁森林整備課保安林班の戸島班長はじめ皆さん、取りまとめありがとうございます。
まずは、宮城農業高校の生徒さんのプレゼン。圧巻でした。並みの研究じゃありません。度肝を抜かれた人も多かったでしょう。宮城農業高校科学部HP https://miyanou.myswan.ed.jp/page_kagaku
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シンポジウムのおじさんたちのプレゼンは、各15分。私は、だいぶ読む練習を活かしましたが、やっぱり地が出てアドリブが混じり、あと5コマ(1分半)、「名取発、世界へ」のくだりを、残してしまいました。
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そして、高校生を交えたコークイベント1時間。私に振られた時、この時!とばかり、客席にいらっしゃるのが目に入った大槻さんに振ることができました。(予告なしで。でも、「客席いじり」じゃありません!)この機会にぜひ真剣に紹介したいと思っていました。若干、いつものジャイアンリサイタル気味でしたが、おかげさまで、客席も壇上も、リラックスと笑顔のトークになったと思います。客席の支部事務局長の佐藤さんが、ずっと笑顔だったのも嬉しかったです。
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翌日の公式式典では、歩いてるだけで、多くの見知らぬ方から声をかけていただきました。勝手ながら、なんとか無事乗り切ったような気がします。詳しい感想などは、東京本部の僕らの部署のインターン寺田さんと、現場のインターン柚原さんなどにお任せします!よろしくね。(写真の重複はご容赦を)ではでは。
教え子のチャレンジ、応援します!
本部・海外事業部の林です。
海外事業部に異動してから現場での活動に参加する機会が減っており、今回は半年ぶり?の現場となり、多くの地元のリピーターさんたちから、「あれ?今帰国してるの?」などと言われ、ずっと海外に赴任していると思われているんだなぁと……。海外出張は増えましたが、基本的に本部事務所に勤務しております!
今回は、海外5ヵ国でのマングローブ植林プロジェクトにご支援くださっている東京海上日動火災保険の皆さんがボランティアに来てくださるということで、私も現場に行ってきました!

この日、東京海上チームの皆さんに作業内容の説明をしてくださったのは、吉田……ではなく、インターンのS君が「イケおじ」と熱い視線を送るYさん(吉田と年齢も近く、背丈も同じぐらいなのですが、ホントにカッコいいのです!!)。
前の週に所属組織のボランティアに参加して活動をし、さらにこの日は個人で参加。
たいへん心強い助っ人です! さらに息子さんが大阪マラソンにチャレンジを表明してくださっています。ありがとうございます。
この日もバカ(ひっつき虫/正式名:アレチヌスビトハギ)が皆さんを苦しめました。
クズの繁茂地帯に行くには、バカの繁茂地帯を通らないといけない一団を「バカチーム」に任命。11月のモニタリングに向けてバカを刈ってもらいました。みなさん、ひどいチーム名ですみません……。



いろいろ説明させてもらいました
嬉しかったこと。その1
昨年こちらのブログで紹介した「頑張る中学生」が今年も参加してくれていたこと!
また行きたいと思ってくれたその気持ち、そして実際に来てくれたことがとても嬉しかったです。他にも中学2年生が何人かいて、そのうちの一人はオイスカ本部のすぐお隣にある中学校に通っているのだそう。ご近所さんの参加もうれしい出来事でした!
そして嬉しかったこと、その2

私がオイスカ高校に勤務していた時に関わりのあった卒業生、左元君が東京海上の社員としてボランティアに参加してくれたこと。当時からとってもいい子でしたが、そのまままっすぐ成長してホントに立派ないい青年になっていました!
そして、今回のボランティア後、大阪マラソンへのチャレンジを決め、エントリーもしてくれました!
この日、ボランティアの皆さんからいただいた募金は、彼のチャレンジを通じたプロジェクトへの寄附とさせていただきました。
こちらが左君の大阪マラソンチャリティーランナーのページです!
クリックするとページに飛びます。ぜひ皆さんも、彼の大阪マラソンチャレンジを応援してください!

ボランティアにお越しくださった皆さま、ありがとうございました!
【インターン】海岸林を守り育てるために
皆さん、こんにちは。インターン生の柴﨑翔吾です。
今回は、1日目はUAゼンセンの皆さんと、2日目は東京海上や鹿島建物の方々とクズ刈り作業を行いました。
この2日間を通じて印象に残っているのは、吉田さんが仰っていた「この海岸林が育ち切った時、私はもういないだろう」という言葉です。現場までのバスの中で、半分笑いを取るような雰囲気で吉田さんは仰っていましたが、ハッとさせられる言葉でした。
海岸林が私たちの手から離れるのは2070年。まだまだ先は長いです。今、中心となって活動しているベテランの方々の背中はとても大きく頼もしいです。そんな今しか自分には見えていませんでしたが、最後まで海岸林を育てるためには今の世代から次の世代へと、この活動を受け継いでいかなければならないのだと、この言葉を通じて気がつきました。


リピーターの方々は、海岸林を育てる活動自体に必要性を感じて長く協力して頂いているというのはもちろんですが、この活動を通じて出会えた他のボランティアの方々と交流できるということがモチベーションのひとつになっているという方も沢山いらっしゃると思います。
自分も初めは海岸林を守り育てるという活動自体に興味を持ちインターンを始めましたが、今は活動の中での沢山の方々との出会いに魅力を感じており、それがひとつの大きなモチベーションになっています。
私たちよりもずっと長い時間をかけて育ってゆく海岸林をこれから先も守って行くために、ここでしか得られない出会いや経験があることを知ってもらい、この活動を個人として支えてくれる若者たちが増えていったら嬉しいです。私もその一部になれたらと思います。
【インターン】インターンの折り返し地点に立って
こんにちは、CSOインターンの柚原です。
9月も下旬となり、仙台は朝夜がかなり涼しく、寒暖差が目立つようになってきました。
そして、ばか(アレチヌスビトハギ)が現場で猛威を振るい、作業着を緑のドット柄に変えられている今日この頃です。

さて、今回は9月29日に実施したウズベキスタンの報告会について報告します。
そして、インターン開始から早3ヶ月経ち、折り返し地点に近づいているということで、これまでとこれからを考えます。
9月29日の報告会は、海岸林リピーターを中心に15名の方が参加してくれました。
雰囲気は緩く聞き手と話しながら‥という風に進めたかったのですが、この日は私自身の説明や場の回し方がかなり下手で、反省多めの報告会だったという印象です。
それはさておき、海岸林リピーターだからこそ?の、いつもとは一味違う現場の深い質問も多く、私自身も学びになりました。


今回少し焦点を当てたかったのが、アラル海の現場と名取海岸林の現場の比較です。
植林する樹種や場所、方法、目的、課題など詳しく見ていくと、実は共通点があったり、全然違ったりと、相違点が見えてきます。
例えば、長期に渡った育林が非常に大事な海岸林に対して、アラル海では苗木活着までが1つ大きな勘所で後は植物の力と遷移に託します。
人という観点では、政府、林野庁との繋がりとプロ、ボランティアという輪が広く深い海岸林に対して、アラル海では政府、林野庁との繋がりはまだ薄く浅く、ボランティアという概念がかなり薄く人が集まらないといった現状が見られます。
海岸林リピーターが多いからこそ、海岸林の姿と比較することで、植林やプロジェクトに関して新たな視点や現状を知って頂けたら嬉しかったです。
そしてまた、国内外様々な場所でプロジェクトを実施しているオイスカにとって、それらを比較して捉えるという視点は非常に重要な1つだと感じました。

さて、インターン開始からの振り返りと今後についてです。
ウズベキスタンの現場で、カウンターパートを含め人との繋がりの薄さ、コミュニケーションや情報共有の不足を痛感してきた私にとって、海岸林では特にそのような人との繋がりが特徴的であると感じました。そこで今回のインターンではボランティアとプロジェクトの関係性に1つ焦点を当てながら関わってきました。
ボランティアとプロジェクトとの関わりは経緯も心持ちも千差万別。震災後初期から活動されている地元の方、飛行機で関西や九州から来る方、名取に移り住んで来た方、会社の社員研修で来られた方‥
彼らが何を考え、プロジェクトとどのような関係性を築いてきたのか、そういった個人的な部分を深掘りすることで、この海岸林プロジェクトを改めて捉え直し、そしてプロジェクトの未来を考えています。
インターン後半戦は、この方向性を基に実際にインターン生として、一ボランティアとして行動に移していきたいと考えております。引き続きよろしくお願い致します。
【インターン】海岸林再生プロジェクトに参加しました!
こんにちは、インターンの渡邊です。
9月19日-20日に名取の海岸林再生プロジェクトのボランティアに参加させていただきました。遅くなりましたが、活動の詳細と私が感じたことを書いていきたいと思います。
仙台に着いたのは9月18日、空港まで吉田部長が迎えに来てくださり、その後海岸林の現場を案内してくださりました。現場に来る前に海岸林のホームページを軽く見ていたものの、なかなか実態を掴むことはできていなかったので、実際に松林を見てかなり驚きました。というのもオイスカの管理している海岸林は幅200 m×5 kmの100ha、津波で被害を受けた海岸林ですが、今では見渡す限りに黒松があるのです。岩手県の「奇跡の1本松」のイメージが強かったのもあるかもしれません。

また、名取といえば震災で津波の被害が大きかったこともあり、海岸林は津波の力を弱めるもの、というイメージが大きかったのですが、津波の威力を下げるという役割は森林の多面的機能の一部であり、海岸林は日常的に潮害、風害、ヤマセからの保護などの役割を果たしているということも知りました。そして、昔から海岸林は存在しており、こうした海岸林の役割を昔の人たちは理解していた、という点に驚きました。今でこそクロマツの様々な性質は科学的に立証されていますが、証拠がなくともその性質を理解し、大事に植え育てていたのです。お隣さんの性格を何となく認識していて仲良くしていた、みたいな感じですね。18日の夕方、堤防から海を眺めました。今は穏やかな海ですが、あの日高さ12mの波が押し寄せ多くの方の命を奪ったことを思うと、とても恐ろしくなりました。そして、この海岸林は東日本大震災の復興そのものであり、海岸林を守り育てていくことが震災へ向き合うということであると感じました。

さて、翌日は住友化学の方とともに活動させていただきました。すでに何度か名取で活動したことがある方から初めて参加された方までいらっしゃいましたが、皆様楽しそうに作業されていました。今回の作業は葛取り。松を覆っている葛を取るために、地面に四つん這いになり、葛の根を探し、切り、そこへ薬剤を掛けました。普段の生活では馴染みのない作業でしたが、私も楽しんで活動することができました。



海岸林を見て印象に残った点として、松の耐塩性を挙げたいと思います。海に近いほど塩の影響を受けるため、木の成長速度や枯れ具合がほかの木と異なっていました。そのような木を犠牲木というようです。塩分濃度が高いと浸透圧で水分が抜けてしまいますが(キュウリの塩をイメージしてください)、なぜクロマツは塩に耐えることができるのでしょうか。液胞に塩分を蓄えることができることが関係しているようですが、、液胞内の水分はなぜ抜けないのでしょうか。クロマツはクチクラ層(ワックス状の層)で覆われており、水分が抜けにくい仕様になっているからでしょうか。それとも、耐塩性の植物は、プロリン、GB、ポリアミンなどの低分子量の浸透圧調節物質を蓄積し塩に耐え、これが膜(膜組織?細胞膜?)の安定化につながるらしいので、これらの浸透圧調製物質が関係しているのでしょうか? 分かりません(T ^ T)
植物のメカニズムは興味があるものの全く知識がないので、勉強してみたいと思います。

今回の活動で葛取りをしたのは100 haの内のほんの一部に過ぎず、海岸林を維持し続けるには、多くの人の手が必要であるのだと感じました。私自身、海岸林に関する知識を深めるとともに、またこの活動に参加したいです。
参考文献
(1) National library of medicine, PMC PubMed Central,Phytohormones Regulate Accumulation of Osmolytes Under Abiotic Stress
(Anket Sharma , Babar Shahzad , Vinod Kumar , Sukhmeen Kaur Kohli , Gagan Preet Singh Sidhu , Aditi Shreeya Bali , Neha Handa , Dhriti Kapoor , Renu Bhardwaj , Bingsong Zheng) 閲覧日:2025/9/23
葛刈り終了! ~1,167人/3ヵ月~
吉田です。葛刈りは12年目。協定面積103ha、植栽実面積72.5haのうち、コロナ禍を経て拡大した葛。その侵入面積は植栽実面積の20%前後(むろん、植栽地に含まれない盛土法面や管理道なども葛枯殺の対象地です)。今年も5月下旬から開始し、7月中旬~8月末は酷暑のため作業停止し、9月末までプロ数百人(まだ集計を終えていない)と1,167人のボランティアで全力で臨み、9月27日をもって今期の作業を終えました。
9月は最後の追い込み。今期からボランティアが受け持つことになった飛行機誘導灯南のハイレベルな現場(約4.5haの50%以上が葛に覆われた場所)に、475人(9月)で挑みました。先日紹介した9月2日の仙台トヨペット269人、5日の公募日(第一三共、ホーチキ、仙台トヨペット、IBEXなど)、19・20日の住友化学労組、26日のUAゼンセン、27日の公募日(東京海上&仙台支店、仙台トヨペット、鹿島建物管理東北支社、東洋紡労組、矢崎エナジー仙台支店など)。宮城県民率、女性率、リピート率、U22率・・・いずれも、とても良い数字だったと思います。
若い人、一気に増えたなあ~。一番うれしいことです。老壮青の全年代が満遍なく参加することを目標にしてきました。東京本部から来た大学生インターンや若手職員も、オイスカ本部HPブログでレポートしてくれています。
最終日となった9月27日の公募日は、98人で2.25ha(クロマツ8,400本)のエリアの葛を枯殺。各社にもリピーターが多かったせいか、想定よりも1haほど多く前進。こんなに進むとは思わなかったです。
今年の葛刈りはこれにて終了。プロとボランティア全体として、一度も手を入れられなかった場所は、ごくわずか。達成の満足度は過去最高。私としては90点!いや、99点を付けたいです。なによりも良かったのは、適正人数を募集でき、多くの方との新しい出会いがあり、そのうえで無事故も続伸できたこと。心底ホッとしながら帰京しました。
11月は、生長モニタリング調査や現場管理と、溝切り、ゴミ拾い(たくさん捨てられてます)をボランティアとの仕事にするつもりです。臨時のボランティア日を決めて、来年の葛刈りの準備や、また、マツクイムシ病の勉強会なども計画したいと考えています。
完全冬眠しないことにしました。

5年?7年?見逃した葛の根元。松と変わらない太さ。
9月27日に東洋紡労組の女性が発見。見つけたことが凄い!

【施工開始】9月6日 公募ボランティア54名
(手前はオイスカ関西支部会長・JR連合会長の上村さん、奥は第一三共の社員さん)

【施工開始】9月6日 公募ボランティア
そして翌々週、住友化学労組20名+オイスカ学生インターン・ボランティアリピーター7名が続きを。


かつて見たことがないほどの会心の出来



一度倒した防風垣を元に戻して、
住友の「いげた」マークで記念撮影

【インターン】9月19日、20日の作業より
こんにちは、CSOインターン生の柚原です。
今回は9月19日、20日の活動について一部報告します。
9月19日はボランティアとして住友化学労働組合の方々がいらっしゃり、葛刈りを行いました。
この日の夜はボランティアの方々と一緒に名取サイクリングセンターにて温泉に入り、夕食を食べた後、オイスカの報告会を行いました。
報告会では吉田さんより海岸林の話を、私からはウズベキスタンのプロジェクトの話をしました。
吉田さんの話を聞いて改めて、海岸林プロジェクトの目的や過程の布石の明確さとその発信力を実感しました。なぜ海岸林なのか、どんな海岸林にしたいのか、そのために何をするのか、必要なのか‥
そういったプロジェクトの基盤的考えをボランティアさん達に丁寧に共有すること。
これは、ボランティアとして多くの方々が関わるプロジェクトだからこそ、重要なことだと感じました。
そしてまた、発信の仕方についてもどの情報をどう共有するか。的確でありながらも、受け手を考えた工夫を感じました。
ウズベキスタンの話については、想像以上にみなさん興味を持ってくださり、非常に多くの質問が上がりました!

ウズベキスタンの現場は、プロジェクトの基盤的部分がまだ明確ではない、固まっていない状況であり、なかなかに厳しいですが、その中でも報告する、共有することは続けなければなりません。そういった部分も含めて何をどう伝えるか改めて考えさせられました。
20日午後は少数人数での葛刈り作業。
今回は吉田さん、浅野さん、インターン生4人とベテランリピーターの森さんの7人で行いました!
今回の作業場は図太い葛の蔓が地面を張り巡っているような場所で、やりがい抜群でした!

実はインターンの柴崎さんと一緒に作業するのはおそらく今回が初めてであり、この日は同世代の学生も多かったため、いつもとは少し違った空気感で新鮮でした。
みなさん何を考えてインターンに来ているのか、プロジェクトをどう捉えているのか、色々と話をすることが出来、刺激的な2日間でした!
【インターン】初めてのクズ刈り作業
皆さん、こんにちは。インターン生の柴﨑翔吾です。
今回は9/19、9/20の2日間、クズ刈り作業をして参りました。私はこれまで約3ヶ月ほどインターン活動をしてきましたが、イベントの準備や下見などに同行させていただくことがほとんどで、実際のクズ刈りをするのは今回が初めてでした。
正直、自然の力を甘く見ていました。
外から見ていた時には、そこまで広い範囲ではないし大して時間もかからないだろうなと感じていた範囲のクズ刈りを終わらせるのに、予想の5倍は時間がかかりました。地上に出てきて私たちの視界に入ってくるクズはほんの一部で、地面ではクズの枝が複雑に絡み合い、とても広い範囲を横断しながら繁茂していました。さらにマツの枝や他の草木に遮られ奥まで進めない時もありました。
2日間、体力と時間を注いでクズ刈りをやり切ったエリアもマツ林全体に比べたら見えないくらい小さなエリア。これを全てのエリアでやり切ると考えると気が遠くなりました。


オイスカの担当区域以外では完全にマツがクズに覆われてしまい、取り返しのつかない状況になってしまっているエリアもありました。何も知らない私たちはマツの苗を植えることに価値を感じ、その行動にスポットライトを当てて賞賛し賞賛されようとします。でも、マツを植える人は、植えた苗が大人になるまでのとてつもなく長い期間のお世話をして育て上げる責任を負います。やると決めたのであれば、その責任を背負って最後までやり抜く覚悟が必要なのだと感じました。
クズ刈り作業は大変であると同時に楽しくもありました。今回は住友化学労働組合の方々と一緒にクズ刈り作業をさせてもらい、大学のことやお仕事のことを話すことができたり、作業後のお風呂では人生の先輩としてのありがたいお話をしていただいたりと、ものすごく楽しく貴重な時間でした。クズ刈り作業を通じて沢山の今まで出会わなかった人と出会えて、知らなかったことを知ることができるのもまた一つの価値だと感じました。またどこかでお会いできたら今日話しきれなかったことを沢山お話したいです!


今回の活動で感じたこと、学んだことは、大学の机の上では決して学べなかったことだと思います。これからもそのような学びを積み重ねていきたいです。
吉田です。飛行機で来た9月のボランティアの方たちが、機窓からの写真を提供くださりました。葛の繁茂状況がわかるので、業務としても、記録としてもとてもありがたく思っています。以下、ご紹介します。
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「名取市海岸林の全景」
住友化学労組執行委員の鈴木さん撮影。今までにない角度。とってもレアです。
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オイスカ関西支部役員の宮本さん撮影。手前はオイスカ協定外ながら、葛の酷さに驚きました。

大阪万博を見に行った足で、飛んできた東京本部大学生インターンさんが動画と静止画を撮影

【番外】 名取市海岸林北端付近「名取市サイクルスポーツセンター」屋上より吉田撮影
<11/20 (木)・東京>オイスカの森づくりを通じた企業・団体担当者の情報交換会
このたび、オイスカではご支援をいただいている企業・団体の皆さま、そしてこれからご検討くださっている皆さまとの交流と学びの情報交換会を開催いたします。
海外の現場で活動するスタッフの生の声や、海岸林再生プロジェクトを中心とした国内での取り組みをご紹介するとともに、参加者の皆さまからの支援事例を共有いただき、他の企業・団体の実践を知る貴重な機会ともなります。社員参加型のボランティア活動や情報発信の工夫など、日頃の取り組みやお悩みを気軽に相談いただける場としてもぜひご活用ください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
<開催概要>
■日時:11月20日(木)15:30~17:00
■会場:コングレスクエア日本橋 3階 ルームA
(東京都中央区日本橋1丁目3−13 東京建物日本橋ビル)
アクセス►https://congres-square.jp/nihonbashi/access
■参加費:無料
■使用言語:日本語
■主催:公益財団法人オイスカ
■プログラム(予定)
・海外からの活動事例紹介
― 「子供の森」計画(※)インドネシアスタッフが語る 森づくりの現場と想い
・海岸林再生プロジェクト近況報告
・企業・団体による活動・支援事例のご紹介
・参加者同士の情報交換
申し込みほか詳細はコチラ
https://oisca.org/events/e251120/
