新人職員、初の現場体験
皆さんこんにちは。
今年の4月にオイスカに入職しました、本部・海外事業部の碇谷です。
7月2日~7月4日の3日間で、今回初めて海岸林再生プロジェクトの現場に同行させていただきました。
今回は特に印象的だった溝切の作業について記載したいと思います。
7月4日(土)ボランティアの皆さんとの作業当日。
浅野さんのブログにも記載されているように、当日はあいにくの雨で活動は午後から行うことになりました。
午前中に吉田さんの現場視察に同行させてもらうと、大きな水たまりがあちらこちらに…。
「一部の盛土は排水が悪く、マツは水が多い場所と相性が悪いから改善が必要」
まさに言葉通りの光景に、早くなんとかしてあげたいという思いがこみ上げました。
当日の現場の様子を見て、今日何を最優先で行うべきかを最終的に判断する。
もちろん、“参加者の安全第一”で。
現場を視察しながら、午後に行う作業内容をあれこれと相談しながら的確に決めていく吉田さんと林さんの会話からは、そんな思いが強く感じられました。
視察を終え事務所に戻り、ボランティアの方々と顔合わせ。
ほとんどがリピーターの皆様。大先輩です。
足元の悪い中でもゴミ拾いと広葉樹の施肥を手際よく終え、いざ溝切の現場へ。
水たまりを見た瞬間に「あ~こりゃすごいなあ~」と、皆さんすぐさまスコップが動く動く……。
事前に打ち合わせでもされたんですか!?と思ってしまうくらい、各々が配置について掘り進めていきます。
あまりの手際の良さとスピード感に手を出せない新人職員。
色々ご指導いただきながらなんとか作業に参加。
自分の掘った部分にも水が流れてくるともう何とも言えない達成感。
「溝切作業を始めてからリピーターが増えた」という吉田さんの言葉にも大いに納得。
大変だけど、成果が目に見えて嬉しい……
「雨のおかげで、水の流れがわかってやりやすいね~」と、悪天候さえプラスにとらえる参加者の皆さん。
雨も強くなってきたため、この日の作業は終了。
車に乗り込む前に、溜まった雨水を利用して長靴や道具をしっかり綺麗にする姿を見て、皆さんにとっての「当たり前の習慣」でさえ、私からするとどれも本当に新鮮でした……。
木を植えて終わりではなく、ちゃんと生長させるために、苗木1本1本の状況や周りの環境を見て管理し、育てるということがこんなに大変だったなんて、いくら書面で読んだって映像を見たって、やっぱりやってみないとわからないんだな……と改めて実感することができた本当に貴重な機会でした。
今までこのプロジェクトに関わった多くの方々への感謝の気持ちを忘れることなく、私もオイスカの職員としてこれからできることを考え続け、取り組んでいきたいと思います。