少雨と広葉樹のいま
2018年8月8日( カテゴリー: 広葉樹 )
清藤先生が、今年の少雨とクロマツの関係をブログにしてくださいました。
私は少雨が広葉樹に与えた影響を。
クロマツ約35万本に対して約600本だけ植えた広葉樹10種の今を、継続レポートしています。
波打ち際から400m以上離れた最も内陸側、国有林に10種約300本、市有林に6種300本。
「週末、広葉樹見てきます」
「広葉樹、大きくなったのが何本か枯れてたな。厳しいよな」と佐々木統括。
今春の「開葉確認」では、ほぼ全数冬を越え、嬉しく思っていました。
ですが、毎年多くが枯れるのは初夏。新緑で一時は元気に見えた葉の縁がみるみる茶色に。
見慣れた光景ですが、今年はとくに厳しい。毎夏見る毛虫は一度も見なかった。
落葉してしまって、食べる葉すらなくなったか。
今年は塩害のみならず、極端な乾燥の影響を受け、葉の変色や、幹の先端枯れが目立ちます。
ただし、完全枯損になっているものは少ないと見えました。
生長不良の小さな苗木でも、悪くとも、根元部分だけは生きているようだ。
萌芽の萌芽の萌芽。萌芽更新の繰り返し・・・
また今年もか。つまり、太く大きく育たない。
同じように海に近い他の場所での広葉樹も観察していますが同様。
8月5日から、久々いい雨が降りました。
今月末か来月初旬に、正式に毎木調査します。