国内研修センター
中部日本研修センター
中部日本研修センターは昭和42(1967)年10月、岡崎市に開設致しました。その後、農業研修の充実を図る為、西尾市へ移転し、さらに国際化を推進する豊田市から誘致を受け、現在は同市勘八山に研修施設を設けています。
豊田市の北東部・勘八山の中腹に位置するこのセンターは、眺望だけでなく自然環境にも恵まれ、まさに研修の場としてふさわしい環境にあります。豊田市は、自然の条件に恵まれた農業と工業が調和した産業都市で、世界の卜ヨタの地としても有名な所です。国際化による人材の多様化・社会の複雑化の中で、これまでの農業研修に加えて、多岐にわたる分野の技能実習に注力しています。地域に根差した研修を行うとともに、市民活動にも積極的に参加し、国際理解・協力の拠点として地域社会に広く貢献しています。
関西研修センター
大阪市内から北へ電車で約1時間、兵庫県と京都府に境を接する豊能郡に関西研修センターはあります。妙見山のふもと、自然環境に恵まれたのどかな山あいのセンターは、旧吉川中学校の校舎を活用しています。体育館も完備したこの施設は、豊能町の協力で昭和58(1983)年の開所以来無償で借り受けているもので、温かみのある木造の古風な学び舎は30年以上も前の時代にタイムスリップした感があります。
現在は、技能実習生の受け入れを中心に業務が行われています。また、地域住民と海外からの青年との交流も盛んで、地元のボランティア・グループなどの協力で、日本の伝統的文化の紹介や指導が行われ、楽しい国際親善の輪が広がっています。
四国研修センター
昭和56(1981)年、四国四県の協力で香川県香南町より現在の綾川町に移転。現在は、農業、食品加工技術を利用し、農村のふるさとづくりを推進する地域開発コースを軸に様々な研修を行い、リーダーシップを発揮する人材を育成しています。
また、オイスカ内外の若い人の有志でオイスカヤングリーダーズを結成。イベントや講座の中で研修生と地域との関わりを模索すると共にオイスカ普及に努めます。国際協力と地域活性化の両面からオイスカの果たす役割を構築するため、地元香川県のみならず多くの訪問者を対象に、イベント交流やインターン受け入れも積極的に行っています。
西日本研修センター
西日本地区におけるオイス力活動の拠点として昭和43(1968)年に福岡市西区に開設され、多くの研修生を受け入れてきました。平成3(1991)年に、現在の福岡市早良区に移転。郊外の静かな環境に恵まれ、アジア太平洋地域からの研修生の育成の場として引き続きその役割を担っています。敷地内には約50アールの研修圃場とグラウンドを備えており、アジア太平洋を中心とした国々からの研修生の育成・学習の場となっています。
九州は“アジア太平洋の玄関口”として国際協力に対して以前から理解が深く、センターでも、研修生と地元小学生や、地域の方々との各種の親善交流などを通じて地域に根ざした活動を展開しています。