2018年度活動レポート 株式会社関電工

2018年7月17日 ( カテゴリー: イベント )

実施日:2018年6月2日(土)

参加者数:178名(事務局、指導者等含)

活動:除伐・下刈 作業

昨年より「富士山の森づくり」活動に参画いただいた株式会社関電工の皆さま。2回目の今年も昨年同様の快晴でのスタートとなりました。今年も本社をはじめ山梨支社等、各所からこの活動に参加下さいました。

開会式では、県を代表して、山梨県富士・東部林務環境事務所より開会宣言をいただき、株式会社関電工からの挨拶として、総務部長土屋氏が「指導者の話をよく聞き、安全に気を付けて作業してください。」と参加者を激励されました。また、「富士山の森づくり」推進協議会 清藤会長から「広葉樹をこれだけの広さで植えて育てているところはあまりない。この活動に関わっていただいていることに誇りを持ってほしい」と森づくりの意義を伝えました。

閉会式では、オイスカ田中より「当初は森林の再生を目的として活動がはじまったが活動を継続していく中で、この富士山の森づくりの活動地の位置づけが経済林から環境公益林に変わった。一方的に森を再生するだけでなく、私たちも森を活用することで、森から宝物をもらっていくことがこれからの活動の目的になっていく」と参加者に伝えました。

今回は2009年に植林した活動地の除伐・下刈作業の他、親子向けの環境教育プログラムも実施され、森を守る活動をするとともに、富士山の自然を五感を使って体感する場ともなりました。環境教育プログラムに参加されたご家族からは「楽しかった」「貴重な体験をさせていただきました」との感想もありました。

除伐作業では、植えた苗木の成長を邪魔している木やその枝を切ります。

■除伐作業と併せて、苗木の周囲に生えている草を鎌で刈っていただきました。

■山梨支社より参加された若手の皆様。参加された方の一人は、「昨年参加できず、今回初めて参加した。やり始めたら(作業が)楽しくなり、森を守っているんだなという実感がわいた」とお話しくださいました。

■配電本部から参加された職員とそのご家族。今回初めて参加されたご夫婦は、きっかけがないとなかなか来れないからと参加を決められたそう。ご主人からは「鎌の扱いは子どもの時から稲刈りで鍛えているから任せて!」と頼もしい一言をいただきました。

■環境教育プログラムでは、複数に切り分けた枝を太さや木肌の特徴などを頼りに元の形に戻す「木のパズル」、森の中で自分の宝物(気になるもの)を探す「森の宝物」を実施。

■別の場所では、丸太切り体験や皮むき体験を実施。普段ノコギリを使うことのない子どもさんたちが、林業者の方々にコツを教わりながら楽しそうに切っていたり、お父さんが切るのを応援する姿も見られました。「木を切るのが楽しかった」と切った木を大切に持ち帰っていました。

それぞれのプログラムを通して親子や家族、参加者同士がコミュニケーションを深める姿が見られました。