首都圏周辺地域・環境教育プロジェクト

場所
インド・デリー、ハリヤナ州、ウッタル・プラデシュ州等
活動開始年
2000年
受入機関
オイスカ北インド支局

「子供の森」計画を通して環境教育を積極的に実施

 2000年に首都ニューデリーを中心とした地域で、研修生OBがオイスカ北インド支局を設立。デリー準州の全面的な協力で、「子供の森」計画と学校の教員が対象の環境教育指導教育などを実施しています。2003年4月からは、デリー準州管轄にある学校から毎年2名の学生をオイスカ高等学校に受け入れ、現在も継続中です。

 デリー州政府は各学校を取りまとめて、「子供の森」計画(環境教育)の実施を承認し、学校教員を対象に環境教育指導方法の教育研修などを実施しています。その他、オイスカのインドにおける拠点として、政府機関との企画調整等を行っています。

実績・今後の方針

 2003-2008年ハリヤナ州森林資源管理・貧困削減事業(JICA円借款事業)における環境教育分野として、植林・啓発活動・教師向けの研修会・セミナーなどを実施(グルガオン:200校、ファリーダバード:200校、合計400の学校にてインド・ジャパン「子供の森」計画を実施しました)。 また、2009-2014年に同様の事業としてウッタル・プラデシュ州市民参加型森林整備・貧困削減事業(JICA円借款事業)環境教育事業を受託。(ガウタム・バド・ナガー:150校、アグラ:100校、メーラト:50校の300の学校にてインド・ジャパン「子供の森」計画を展開。またウッタル・プラデシュ州のその他10の郡にてローカルNGO等の指導者を育成し約1000の学校での「子供の森」計画の実施展開につなげました)

 近年は、ウッタル・プラデシュ州を中心としたガンジス河浄化の取り組みへの環境教育的アプローチとして「子供の森」計画を促進するとともに、北部地域の州の学校機関と連携し日本-インドの両国国際理解促進のための交流プログラムにも力を入れています。