東日本大震災復興 海岸林再生プロジェクト
宮城県名取市の海岸林約100haの再生を目指して
2011年3月11日の東日本大震災による津波で被害を受けた、宮城県名取市の海岸林約100haを再生するため立ち上がった「海岸林再生プロジェクト」。オイスカはこれまでの長年にわたる海外での森づくりの経験を活かし、被災農家を中心とした「名取市海岸林再生の会」とともに、震災直後から活動を継続してきました。植栽するクロマツの苗づくりから取り組み、地元の森林組合や延べ1万人を超えるボランティアの参加協力を得て、2020年にはすべてのエリアでの植栽を終えました。
そして2021年、震災から10年が経ち、プロジェクトも第一次10ヵ年計画を終了。クロマツ林の保育・管理を中心とした第二次10ヵ年計画にステージを移しています。
海岸林がかつての姿を取り戻し、防風、防砂、防潮の機能を十分に持つようになるには、まだ多くの年月と人の手が必要になります。オイスカは、今後も多くの皆さまのご協力のもと、引き続き活動を続けていきます。