南部地域・青年指導者育成プロジェクト/「子供の森」計画

場所
ケララ州、アンドラ・プラデシュ州、タミールナード州、カルナータカ州等
活動開始年
1994年
受入機関
オイスカ南インド支部

若者への環境教育の拠点として

 1981年、インド青年協会の有志によってオイスカ南インド支局が設立され、タミールナドゥ州・ケララ州・カルナータカ州を中心に、「子供の森」計画をはじめとする啓蒙活動やマングローブ植林事業などの環境教育が実施されています。現在では約700校の学校で実施されています。また1994年には、アジア太平洋青年フォーラムの開催がきっかけとなり、オイスカ南インド事務所が開設されました。

「子供の森」計画を中心に地域開発にも取り組む

 ケララ州政府と連携し、1991年より「子供の森」計画を約1,000校で実施。州政府より苗木や植林資材、学校におけるハーブ菜園活動等の便宜を受けるなど連携強化を図っています。

 灌漑水源供給事業では、世界銀行がケララ州政府に融資しオイスカが委託を受けた事業で、農村地域の灌漑施設の充実・女性生活改善のコンサルタントを行っています。

 また、ケララ州政府の推薦で世界食料計画(WFP)が支援し、貧困層へ飲料水を安定供給するための井戸と浄化施設の建設を行いました。これまでに約200地域に提供しています。

近況・今後の方針

 2007年に国連経済社会理事会より「スペシャル」のNGO諮問資格が認められ、南インド地域におけるオイスカ活動の拠点として、各地域の支局設立の促進を行っています。