サンゴ礁保全プロジェクト

場所
ヴィチレブ島・コーラルコースト沿岸、ラ県など
活動開始年
2002年
受入機関
第1産業省、ナンドロガナボサ県、セルア県、ラ県等

現地スタッフを中心にプロジェクトがスタート

 ヴィチレブ島南西部の沿岸にはコーラルコースト(サンゴの海岸)と呼ばれる海岸が広がっていますが、リゾート開発や住民自身の破壊等により、沿岸のほとんどのサンゴが死滅する事態に。これを憂えたオイスカの現地スタッフだったサイルシ・マシ氏が中心となり、再び名前の通りサンゴであふれる海に戻す活動を始めました。

サンゴや魚介類あふれる豊かな海へ

 これまで、コーラルコースト(ナンドロガナボサ県)を中心に約20ヵ村の沿岸で、地域の住民や子供たちとともに、サンゴの枝を育て植えつける活動(人工増殖)や海洋保全地域を設け、保全活動に努めてきました。
2007年12月までには、約20ヵ村において18,000株余りのサンゴを育て、移植しました。これらのサンゴは今、大きく育ちつつあります。また、住民との合意で設けた保全区域15ヵ所(合計19ha)では、多くのサンゴや魚介類が戻り始めています。2008年1月からは新たに住友生命の支援を得て、本格的な調査を含め最大35村に実施地域を広げ、活動を拡大継続しています。