去る5月9日、札幌SappoLogdeにて ウズベキスタン砂漠化回復視察ツアー報告会を行いました。
スピーカーは冨樫智先生と大澤直司さんによる2部構成です。北海道支部として初めてのウズベキスタン視察。
ツアー参観者はウズベキスタンアラル海を体感し、現状を知って欲しい、一般人ならではのリアル体験を皆様にお伝えしたいという内容で開催でした。
前半は、アラル海の砂漠化防止プロジェクトの指揮を取る冨樫智農業博士が、アラル海の干ばつ、砂漠化するメカニズムや塩分濃度などを解説。
元々は海だった土地を緑化するというのは植物がそもそも育つの?塩分は?という疑問にも、乾燥、塩分にも耐性があるサクサウールを植林し、根付いている実績を紹介。さらに他の植物での可能性を探っているなど、学識と経験で日々チャレンジしていることを聞くことができました。
後半は、視察ツアー参加の大澤直司さんからの報告です。
ツアー参加者全員がウズベキスタンに初めて訪れるということもあり、ウズベキスタンはどの辺にあるの?から始まる、初見でもわかりやすい内容となりました。
車で走破している荒野、壮大な断崖絶壁、数十年前は全て海湖であり海底だったこと。高台から見ている谷底はかつては海底で、ダイビングでもしない限り見ることができないはずの地面。解説を聞き、画像をみながらも、想像力フル稼働しなくてはならない現状を知ることができました。
テント泊をにて満点の星空、夜明け、を自身のカメラでおさめた画像は、日本のような潤う空気ではないことを感じ取ることができ、驚く速さで砂漠化しているアラル海がリアルにつたわりました。
加えて、砂漠化防止プロジェクトだけでなく、食事、世界遺産、異国感たっぷりの旅情を見聞できました。
今年度も視察ツアーの企画が予定されております。是非ご参加をご検討ください。
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