公益財団法人オイスカ(所在地:東京都杉並区、代表理事:中野悦子、以下:オイスカ)がオルビス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:山口裕絵、以下:オルビス)と協働し、里山の環境保全に取り組んできた「甲州市・オルビスの森」の材が、大阪・関西万博の会場に設置されるリサイクルベンチの木製台座に採用されることになりました。
「甲州市・オルビスの森」は、オイスカとオルビスが山梨県甲州市とともに10年以上、森林整備とその活用に取り組んできた里山で、材が台座に採用されるリサイクルベンチは、オルビスのスキンケア容器をリサイクルしたものになります。
大阪・関西万博で使用される材は、持続可能性に配慮した木材の調達コードの基準に準じていることが求められます。今回採用された材は、「甲州市・オルビスの森」を適切に管理してきた結果、持続可能性に配慮した材として認められたものです。
【甲州市・オルビスの森とは】
https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2024043000047/ (甲州市HP)
2011年にオルビス、甲州市、オイスカ、甲州市里山創造推進協議会により「森林整備協定書」が締結され、当該地を『甲州市・オルビスの森』と名付けました。当時、公益的機能を果たせなくなっていた市有林約100haの新たな里山再生の道を模索し、オルビス社員を始め、甲州市民、林業者などの関係者によって、間伐や植栽、下刈り、歩道整備等、経済林としての整備や、荒れた森の整備などをボランティアや、プロの手により実施しました。2017年ごろには森林機能を復活させるべく整備を完了し、そこからは整備された森林の活用を模索、人と自然が礼節を持って関り、次世代に残していくべき新しい里山としての管理を目指しています。
この取り組みが認められ、令和元年「ふれあいの森林づくり」国土緑化推進機構 理事長賞を受賞しました。



季節ごとの移ろいを見せる甲州市・オルビスの森
【オイスカとは】https://oisca.org/
1960年代から東南アジアを中心に世界各地で農業の技術指導を通した人材育成と、環境保全活動に取り組んでいる国際協力NGOです。海外での経験をもとに、日本国内でも30年近くにわたり、行政・企業・地域住民と連携しての森林保全サイクルの再生、地域産業の活性化に向けて取り組んでいます。
【本リリースに関するお問い合わせ】 公益財団法人オイスカ 菅原(すがわら)・家老(かろう)
Tel:03-3322-5161
E-mail : k-sugawara@oisca.org