3月15〜17日、山梨県支部は、2025年1月に発生した能登半島地震で被災した石川県の珠洲市・金沢市を訪問しました。支部では、これまで2回現地を訪問し、ニーズ調査及びつみ木ひろばの実施等を通した震災支援、現地の心の復興を行ってきました。
3回目となる今回は、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート基金」(ボラサポ)の助成を受けて活動を進め、被災地の方々が、これまでに寄贈した木製玩具やつみ木を使って、自分たちで木育ひろばを実施できるよう、ノウハウを伝授する「木育スクール」を実施しました。合わせて、被災地の木材のシンボルである「能登ヒバ」を使用したつみ木の制作を被災地で復興しようとしている会社にお願いし、必要とする団体に寄贈しました。
木育スクールは、大学関係者(教授・学生)、NPO法人、行政関係者、保育士等、様々なバックグラウンドを持った関係者が集まり、木育のノウハウを学ぶと共に、復興に対する思いや、今後の方向性を発表しあい、いかにして協力体制を構築していくか等を話し合いました。普段は、関わることのない人々が、復興という同じ目的のもと繋がり、思いを共有しあうことは、被災した子どものみならず、大人の心の復興にもつながることを実感しました。
オイスカとしては、今後も現地の人と人をつなげ、木育を通した心の復興、地域産業の復興のための協力を継続していきます。活動を助成いただいた赤い羽根募金にご協力をいただいている皆さま、本当にありがとうございました!

癒しの効果を感じている様子。

機会ともなりました

木製玩具に触れる機会も提供

保育の専門家からの講義も実施






珠洲市の保育園や親子が集まれる場所を提供している施設・団体にも玩具を寄贈しました