【森林総合研究所研究報告の公開】「東日本および東北地方の海岸防災林・海浜公園の生育基盤として整備された造成土壌の特徴」

2021年10月9日

国立研究開発法人 森林研究・整備機構の森林総合研究所では、「津波にねばり強い海岸林の造成に向けて」多角的な研究を続けており、その一環としてオイスカとも連携いただいております。当プロジェクトでは2014年の植栽開始以降、生長モニタリング調査を29ヵ所で続けていることから、2017年からそのデータも活用して調査・分析した成果が公開されました。全51ヵ所の土壌断面のうち、12断面(232頁~243頁、断面22~33)がオイスカのサイトです。

211008 【研究報告】森林総研2017-19土壌調査

*研究報告2021年10月(全文)特集「津波に‘’ねばり‘’強い海岸林の造成に向けて」

なお、2021年からは、森林総合研究所に名古屋大学大学院、東京都立大学などが加わり、①根系発達レーダ探査調査、②根系構造掘り出し調査、③根系年輪解析調査(根の発達履歴)、④土壌硬度等の特性調査、⑤根返り耐性調査(引き倒し試験)、⑥CO2固定量調査、⑦衛星画像や地上レーザを活用した生育状況の面的評価など、第2段階といえる調査が本格化しております。オイスカとしても、29ヵ所の生長モニタリング調査に加え、本数調整伐調査地(1伐1残、1伐2残、1伐3残、無伐)を設けて調査を継続します。今年の調査は、11月の2回のボランティアの日を中心にと考えています。

地上レーザ(OWL)解析画面のイメージ

地上レーザ(OWL)解析画面のイメージ


東京都立大学の川東教授と学生さんで地上レーザ計測の試験

東京都立大学の川東教授と学生さんで地上レーザ計測の試験


森林総研の方の調査を見学するボランティア大槻さんと東北大学の畑君

森林総研の方の調査を見学するボランティア大槻さんと東北大学の畑君

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