5月12日~16日 タイ南部ラノーン県の漁村住民など22名が名取で研修のため来日します

2023年2月23日

1999年からマングローブ大造林に挑戦したオイスカタイ(東北タイ・スリン県での活動開始は1975年)。インド洋大津波(2004年)を経て、地域住民やタイ政府天然資源環境省、日本の多くの支援者とともに、沿岸最前列部のすでに2,000ha以上を再生させました。タイ政府も単独で2,000ha実施し、ラノーン県を中心にマングローブ林の世界遺産登録を目指ししていますが、再生活動は継続中です。

海岸林再生プロジェクトを起案するにあたり、オイスカタイの各種プロジェクトを最も参考にする一方、オイスカタイ総局役員も東日本大震災から1年後の2012年3月11日には名取をはじめとする被災地を視察し、以降も繰り返しスタッフが往来するなど、両国プロジェクト間の繋がりはとても深いものがあります。

オイスカは2021年~2023年度、外務省「日本NGO連携無償資金協力」の支援をいただき「タイ・ラノーン県のマングローブ林再生を通じた社会的弱者層生計向上プロジェクト」を実施中です。そして最終年度を迎えるにあたり、東日本大震災からの復興を学ぶべく、海岸林再生プロジェクト視察体験のみならず、名取市をはじめとする行政と、市内水産関係者の協力を得て訪日研修を行うことになりました。

また、研修の総まとめとして、5月16日(火)18:30~20:30に「トークイベント2023春」(主催:オイスカ本部)を一般公募・オンライン開催します。1999年からの多くの皆様のご支援のおかげで継続中のラノーン県での活動は、植林だけに専念する段階ではありません。地元住民リーダーや行政マンたちが、そのこれまでと今、そしてこれからを感謝を込めて、そして、胸を張ってお伝えします!!聴講者募集は3月下旬開始予定です。

研修内容の詳細は調整中ですが、主な行程をお知らせします。

【期間】 2023年5月12日(金)~16日(火)

【訪日研修メンバー】計16名

(本土ンガオ村4名、シンハイ島5名、ラオ島4名、コンティ島1名、現地専門家1名、オイスカタイ総局1名)

【オイスカタイ総局自主研修メンバー】計6名

(天然資源環境省ラノーン・パンガー県署長を含む)

 

【主な行程】*全体調整中

5月12日(金) 早朝:成田着。夕方:夕方:名取入り。宿泊:輪りんの宿

5月13日(土) 午前:海岸林再生プロジェクト現場実踏視察

午後:ANA労組を含む公募ボランティア約100名とともに作業

5月14日(日) 午前:閖上朝市・メイプル館など見学 午後:水産関係ほか視察

5月15日(月) 午前:水産加工会社視察 午後:ゴミ分別処理など視察

5月16日(火) 名取発、都内観光

18:30~20:30 「トークイベント2023春」出演

(主催:オイスカ オンライン開催 3月下旬より一般公募を開始)

深夜:羽田発、帰国

外務省日本NGO連携無償資金協力「タイ・ラノーン県のマングローブ林再生を通じた社会的弱者層生計向上プロジェクト」(チラシ)

 

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