概要・会長挨拶 役員名簿

概要

山梨県支部は、1993年に県内のロータリークラブのメンバーが中心となって立ち上げた「(財)オイスカ山梨県世話人会」として発足し、2001年から支部として正式に発足しました。

フィリピン、タイ、ベトナム、モンゴルなど海外での植林事業や、衰退した学校林の復興、首都圏の企業が行う森林整備のコーディネートといった国内の森づくりに努めるほか、整備された森林から産出される木材を有効活用するため、従来の森のつみ木広場に加え、木のおもちゃ広場の開催など、木育活動にも力を入れて取り組んでいます。

会長挨拶

会長 宮島 雅展(みやじま まさのぶ)

 全国の会員の皆さまには、「富士山の森づくり」活動へのご参加や、各地での森のつみ木広場実施など、同じ志でオイスカの活動に取り組んでいただいていることをうれしく思います。
 会長就任以前、私は自治体の行政に関わっていましたが、その頃から山梨内における県支部の活動は聞いていました。会長就任後には改めてその活動の幅広さを実感しています。オイスカの活動は、現場のニーズを的確に掴んで実施しています。例えば、民有林が行政予算で整備できずに荒れてしまい、公益的機能を失っていることがよくありますが、オイスカはそうした状況にある民有林の整備ニーズを把握し、企業と協働した森づくりによって賄っていることが特徴だと思います。その活動に山梨県内の行政も注目してくれています。森づくりにとどまらず、木材の循環を促すための県産材活用においては、県や市町村行政からもオイスカやオイスカが関わるNPO法人木netやまなしに多くの相談が寄せられています。これはひとえに、本部や支部の皆さまと連携しながら、県内で地道にオイスカの理念を普及するための事業を継続してきた成果だと考えています。とはいえ、支部の運営は全てが順調なわけではありません。事業採算性を問われる中、企業ニーズをやみくもに受けるのではなく、常にオイスカ理念と照らし合わせてどの事業を推進することが持続可能な循環型社会の構築に貢献できるか、ということを考えています。
 全国のオイスカネットワークを通じて、会員の皆さまと連携できることを楽しみにしています。豊かな山、美味しい水、そしてオイスカの理念を推進する事業を体験しに、ぜひ山梨にお越しください。