沿革:2011年~2020年
2010年代の活動テーマ:Eco-DRR
世界中で自然災害が多発、その被害も甚大化する中、被災地への緊急支援のみならず、長期復興支援への取り組みに力を入れてきました。日本国内では2011年3月に発生した東日本大震災の被災地で、「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」に取り組み、宮城県名取市の100haの松林を再生。
こうした取り組みは、これまで取り組んできた各国での緑林活動を、防災・減災を意識したものに高めていくきっかけとなりました。
- 2011年(H23)
- 2月
- 財団法人オイスカが公益認定を得て公益財団法人オイスカとなる
- 3月
- 東日本大震災の支援活動開始
- 6月
- 「富士山の森づくり」5ヵ年の植栽期間を終え、管理活動に移行
- 7月
- 東京で「海岸林再生シンポジウム」開催
- 8月
- アメリカ総局がニュージャージー州で発会
- 創立50周年を祝う式典が各国で行われる。フィリピンでは観光省や西ネグロス州政府の協力を得て1万人以上が集まり盛大に開催
- 10月
- 創立50周年記念式典が東京で開催される
- 11月
- ホンジュラスで「子供の森」計画がスタート
- 2012年(H24)
- 1月
- アラブ首長国連邦(UAE)総局が発会、6月24日に「子供の森」計画がスタート
- 3月
- フィリピン「子供の森」計画、農業省を加えた3省1局と基本協約を更新
- 台湾で「子供の森」計画がスタート
- 4月
- 米国で「子供の森」計画がスタート
- 5月
- 「海岸林再生プロジェクト」で第一回植樹祭を開催。名取市民ら500人が参加
- 「子供の森」計画 20周年を節目に子どもたちを招聘
- 6月
- ホンジュラスで「子供の森」計画がスタート
- 7月
- マレーシア「マラ公団・オイスカ・ビジネスフォーラム」開催
- 9月
- タイ・ラノーンのマングローブ植林活動が国のモデルケースに
- 10月
- IMF・世界銀行合同年次総会で、CSOによる防災をテーマにセミナーを開催
- 南インド総局が国連生物多様性条約締約国会議(COP11)でサイドイベント開催
- 2013年(H25)
- 1月
- ミャンマー「第1回開発協力フォーラム」で中野良子総裁が意見発表
- 3月
- オイスカ・インドネシア主催で「持続可能な開発のためのユースフォーラム」開催
- 5月
- オイスカ中華民国総会設立40周年記念式典開催
- 6月
- ベトナム青年連合と人材育成・農業分野などに関する相互協力協約締結
- 9月
- マレーシアで10年ぶりとなる「第16回アジア太平洋青年フォーラム」開催
- トンガで「子供の森」計画がスタート
- 11月
- フィリピン大型台風30号「ハイエン」支援に着手
- 2014年(H26)
- 1月
- 沖縄県からの受託事業で技能実習生受け入れスタート
- 2月
- ミャンマーで日本NGO連携無償資金協力によるプロジェクトがスタート
- 5月
- アジア開発銀行第47回年次総会でセミナーを主催
- 6月
- 山梨県支部が環境大臣賞「地域環境保全功労者表彰」受賞
- 8月
- インドネシア・ジャカルタに日本語幼稚園開園
- 10月
- 外務省・国際協力60周年記念認定行事「国際協力の日のつどい」開催
- チャリティ寄付先団体として「第4回大阪マラソン」に参加
- 11月
- ミャンマーの技能実習生送り出し機関と契約締結
- 12月
- パプアニューギニアで熱帯雨林保全プロジェクト支援に関しUNDPと協定書を締結
- 2015年(H27)
- 3月
- 第3回国連防災世界会議(宮城県仙台市)にてオイスカの取り組みを発表
- 4月
- ミャンマー・マンダレーにおける農業人材育成に関し三菱商事(株)と覚書締結
- 8月
- ミャンマー洪水被害に対し緊急支援募金を実施
- 10月
- オイスカ・フィジー25周年記念式典開催
- 11月
- フィリピンで開催されたAPECで、各国首脳が着用した民族衣装にネグロス産オイスカシルクが採用された
- 2016年(H28)
- 6月
- 外務省のNGO連携無償資金協力による「チェンライ県の山岳地帯の貧困層を中心とした対象地域における森林保全・再生と生計向上プロジェクト」がスタート(3ヵ年)
- 8月
- 「子供の森」計画25周年記念イベントをフィリピン・マニラ市内で開催。アブラ農林業研修センターも同じく25周年記念を迎え、中野良子総裁を迎えた式典を開催。
- 中野良子総裁がフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と面会。同国の環境保全対策への貢献を約束
- 9月
- 南インド総局に100番目となるトリッチー支局発会
- 11月
- 中野良子総裁がミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問と面会
- 2017年(H29)
- 6月
- 「渡辺利夫拓殖大学学事顧問が会長に就任
- ガンジス川浄化国家計画に関し、オイスカ・インターナショナルとインド政府が協約を締結
- 7月
- 九州北部豪雨災害被災地支援募金をスタート。西日本研修センターによる被災地支援も実施
- 8月
- ミャンマー農業指導者研修センターがマンダレー地域に開所
- 10月
- 西日本、四国、中部日本の各センターで設立50周年式典をそれぞれに開催
- パプアニューギニア・ラバウル・エコテック研修センターが設立30周年記念式典を開催
- マレーシア・クアラルンプール大学より中野良子総裁が名誉博士号を授与
- 11月
- 香川県がオイスカ四国支部に緑化功労者等感謝状を贈呈
- 2018年(H30)
- 2月
- インドネシア・バニュワンギ県にエトスアグロ社とオイスカ・インドネシアが共同運営する農業技術研究センターが開所
- 3月
- 6ヵ国の「子供の森」計画コーディネーターがミャンマーに集まり、研修を実施
- オイスカ国際活動促進国会議員連盟が設立50周年を記念した行事を開催
- フィリピンにおける「子供の森」計画の推進について、同国政府3省1局と基本協約を更新
- 環境省などからグリーンウェイブ2018のオフィシャルPARTNERに任命される
- 5月
- フィリピン・マニラで開かれたアジア開発銀行の年次総会にブース出展し、防災・減災に関する取り組みを発信
- 7月
- 「海岸林再生プロジェクト」の取り組みが評価され、復興庁より感謝状授与
- 8月
- タイ・ラノーン県におけるマングローブ植林プロジェクトが評価され、同国天然資源環境省よりオイスカ・タイが表彰される
- 9月
- マレーシアのKPD/オイスカ青年研修センターがサバ州政府、農業・農業関連産業省との協約を更新
- 10月
- 拓殖大学と相互協力に関する協定を締結
- 11月
- オイスカ・インターナショナル中野利弘副総裁がマレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相と懇談
- 2019年(H31)
- 1月
- 外務省のNGO連携無償資金協力によりフィリピンで「ネグロスシルク事業を基盤とする養蚕普及全国展開支援事業」がスタート
- 2月
- メキシコから受け入れた正規の研修生2名が研修を修了して帰国
- 3月
- 愛媛県支部の四国支部への合流が支部幹事会で決定
- 4月
- フィリピンのアブラ州立科学技術大学とオイスカ・インターナショナルの間で日本語指導者育成関する覚書を締結。また、同州環境天然資源省と「子供の森」計画の推進に関する覚書も締結
- 10月
- 静岡県支部がモンゴル支援10周年を迎え、同国の自然環境・観光大臣とブルガン県知事より感謝状を授与される
- 2020年(H32)
- 5月
- 世界的な新型コロナウイルス感染拡大を受け、各国における支援活動を後押しするための緊急支援募金を開始
- モンゴルの活動を担うOB4名に同国の自然環境・観光省より「自然環境分野優秀賞」が授与された
- 8月
- タイ・ランプーン県の農林業研修センターをプラプッタバートタクパー寺院に移管
- 佐賀県に議員連盟発足
- 9月
- 中野良子総裁死去
- 10月
- タイ・スリン県のノントーン村における森づくりが、同国政府が主催する「地域における保護林の再生と保全活動プロジェクト」のコンテストで全国一位に選出
- 「富士山の森づくり」推進協議会が全国育樹活動コンクールで林野庁長官賞
- 2002年にタイから植林支援のお礼に贈られたアジアゾウが上野動物園で出産