2016年1月6日

オイスカ・フィジー25周年 青年スポーツ省大臣出席の下 式典を開催―自助自立に向けて

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  • 青年スポーツ省大臣(左)と共に記念碑の除幕を行うジョジョ駐在代表(中央)
    青年スポーツ省大臣(左)と共に記念碑の
    除幕を行うジョジョ駐在代表(中央)

    1990年に活動の拠点が置かれたフィジーで、2015年10月8日、その25周年を祝う式典が行われました。主賓にはオイスカのカウンターパートである青年スポーツ省大臣を迎え、同省事務次官、地元行政関係者や研修生OB、オイスカが拠点を置く国立青年研修センターの近隣住民など150名ほどが列席。式典はフィジーの伝統儀式にのっとり、盛大で厳かなものとなりました。

    四半世紀の時を経て、オイスカの同国での活動は高い評価を得ています。大臣の祝辞では、有機農業指導による青年の育成をはじめ、マングローブ植林やサンゴ礁保全といった環境保全活動など、地域の人々と共に展開されるオイスカのさまざまな取り組みへの謝意と、今後もフィジー政府として協力を惜しまない旨が述べられました。研修生OBを代表してスピーチをしたガウンダー氏(86年西日本研修センターOB)とフィリップ氏(95年同)は共に経営者として独立を果たし、「オイスカの研修では有機農業などの技術面だけでなく、自らが行動し周囲を巻き込んでいくリーダーシップを学んだ。勤勉な心があれば夢は叶えられる」と語りました。

    セブセブの一幕。フィジーの伝統的な儀式
    セブセブの一幕。フィジーの伝統的な儀式

    現在に至る活動を写真などで紹介するスペースでは多くの参加者が足を止め、その成果を共有しました。今後、日本からのイニシアチブを待つのではなく、センタースタッフを中心として国内外の研修生OBと連携を図り自立した活動をいかに発展させていくか。そのために、いかにセンターが多くの人が集まる魅力ある場所となり得るか。引き続き、フィジーでの挑戦は続いていきます。

    「研修では農業技術はもちろん規律や異なる価値観も学んだ。それらが今の自分を支えている」と述べるフィリップ氏
    「研修では農業技術はもちろん規律や異なる価値観も学んだ。それらが今の自分を支えている」
    と述べるフィリップ氏

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