2020年11月2日

【国内ニュース】佐賀県に議員連盟発足研修生との交流も

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    8月31日、佐賀県議会オイスカ国際活動推進議員連盟(以下、議連)が発足し、設立総会が佐賀市内で開催されました。16名の議員がメンバーとなり、九州では福岡県に次いで2つ目の議連となります。

    当日は議連の設立を受け、佐賀県推進協議会により、西日本研修センターの研修生との交流会も催され、参加した研修生らは歌や踊りを披露しました。議連では、県内における国際協力や国際交流の推進を目指しており、今後は、センターや推進協議会と協力して研修生のサポートを行うほか、来年以降はオイスカの海外のプロジェクト地を訪問し、視察や植林活動への参加を予定しています。

    「海岸林再生プロジェクト」最後の植栽終了

    苗木が乾燥に耐えられるよう、根の部分を吸水ポリマー液に浸してから植えている
    育苗を担った「名取市海岸林再生の会」のメンバー(右)も植栽に参加

    10月5日から月末にかけて、宮城県名取市で進む「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」における最後の植栽が行われました。6日には(公財)オイスカの中野悦子理事長、太田猛彦顧問(東京大学名誉教授)をはじめとする関係者のほか、山田司郎名取市長も植栽に参加、その様子はNHK、河北新報など多くのメディアで紹介されました。

    山田市長からは「白砂青松の景観と防災を念頭に置いた街づくりを今後も進めたい。多くの皆さまにご協力いただいたことを心から感謝している」との謝意が伝えられました。また、全長5㎞に37万本のクロマツが植えられた現場を視察した太田顧問からは、「行政の復興計画に沿い、これだけの事業を行えるNGOはほかにない」と、オイスカの取り組みに対する評価の言葉が述べられました。

    また、プロジェクト開始当初から、国内外の多くの方にご協力いただいてきた寄附金の総額が、9月末に8億円に達しました。寄附金の受付は今年度で終了予定となっており、残りの期間で目標額の10億円を達成するのは難しいものと思われます。しかしながら、育苗や植栽段階での生育状況が極めて良好だったことから、計画段階で計上していた枯れた苗の補植といった費用の支出が一切必要なく、経費を抑えられたため、来年度以降の長期育林費用としての積み立て(特定費用準備資金)を予定通り行うことができました。この資金が続く限り、できるだけ長く育林活動に関わっていく予定です。今年はコロナ禍により、思うようにボランティア活動が実施できませんでしたが、来年度以降も全国の皆さんの協力を得ながら育林活動を続けていきますので、ボランティアへのご参加をお待ちしています。

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