2019年10月4日

「子供の森」計画子ども親善大使事業協働企業と森づくりの現場を体験 本国では関係省庁への報告も

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  • 丸太(間伐材)を切り、絵やメッセージを描いてつくったオリジナルコースターを友達になった記念に交換した

    8月21〜31日、「子供の森」計画子ども親善大使事業が行われ、ミャンマーとフィリピンから「子供の森」計画(以下、CFP)に参加する子どもたちの代表各2名と引率の教員、コーディネーターら8名が来日しました。一行は、東京、山梨、愛知などで自らが取り組むCFP活動とそれらを通じて解決したい地域の環境問題などについて報告するとともに、支援者らに感謝を伝えました。

    設備や一人ひとりに対する待遇の手厚さに感動した一行。
    全学年が揃って食べる給食も体験し、少人数校ならではの温かさを感じた(丹波小学校)
    豊かな森と共に暮らすためには、人の手による管理が欠かせないことを知った親善大使たち。自国でも森づくりを頑張りたいと思いを新たにした

    23日には、オイスカが協働で森づくりを進める山梨県の丹波山村を訪問、村立丹波小学校で児童らと交流しました。学校では、各クラスを訪問し全校児童11名と対面。一行は、「施設が充実して驚いた」「自国では2交代で授業を受けなければ教室も教員も足りないのに日本は恵まれている」と驚いた様子でした。

    翌24日には、2001年からCFPを支援している㈱東急ホテルズの社員らと交流。 同社は低炭素・循環型社会を目指してグリーンコイン制度(宿泊客が使用しなかったアメニティの費用相当分を環境保全活動の基金とするもの)を実施しており、 CFP支援と合わせ、08年からは同村で「東急ホテルズ・グリーンコインの森」活動を進めています。 これまでも親善大使来日の折には、本社を訪問して報告や交流を行ってきましたが、今回は、同社が募集した社員・家族と活動現場で交流する初の試みとなりました。

    親善大使らは、グリーンコイン制度の説明を受けると、その仕組みに関心を示すと同時に、自らの活動がこのようにして支えられていることへの感謝の言葉を口にしていました。日本の子どもたちと一緒にグリーンロードと呼ばれる遊歩道を散策しながら森について学んだ後、川遊びを体験した親善大使は「ミャンマーで見る川はいつも水が茶色いけど、ここでは泳いでいる魚が見える」と、 澄んだ水に感激している様子でした。

    また、27日には三菱自動車工業㈱の益子修代表取締役会長および加藤隆雄代表執行役CEOを表敬訪問し、活動を報告。集まった社員の皆さんにも自らの取り組みについて報告し、支援へのお礼を伝えました。

    帰国したフィリピンの親善大使らは、教育省やボランティア調整局を訪問し、日本での活動を報告するとともに、その経験を活かし、CFP活動を牽引するリーダーとしての活躍を誓いました。

     

    〈今回受け入れにご協力いただいた皆さま〉

    JAL労働組合、㈱Hacoa、山梨県丹波山村、同村立丹波小学校、㈱東急ホテルズ、山梨県甲州市、新橋愛宕山東急REIホテル、東京電力労働組合、 ㈱ヤクルト本社、東京都江東区立南陽小学校、三菱自動車工業㈱、愛知大学笹島キャンパス、㈱豊田自動織機、刈谷市民ボランティアセンター、C KD㈱、オイスカ首都圏・山梨県・愛知県各支部、同丹羽推進協議会

    どうもありがとうございました!

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