2019年7月1日

各種記念植樹を全国で開催ガンジー生誕150周年の節目に富士山で日印友好の植樹を実施

  • 国内ニュース
  • 今年も国連生物多様性条約事務局の呼びかけにより、オイスカではグリーンウェイブ活動に賛同し、3月1日から6月15日のキャンペーン期間中に国内外で植林や森林保全、そうした取り組みへの理解を深めるための啓発活動などを積極的に展開しました。

    研修生も参加しての記念植樹(四国研修センター)
    富士山をバックに咲く桜をイメージしながら 記念植樹をするシン一等書記官(左)

    4月16日、四国研修センターでは天皇陛下(現上皇陛下)の在位30周年を祝う記念植樹を、センターの敷地内で行いました。当日は晴天に恵まれ、石井淑雄四国支部会長(当時)、泉雅文オイスカ高松推進協議会会長(当時/現支部会長)、また、センター地元の大方義裕綾川推進協議会会長や関係者も参加し、研修生とともにソメイヨシノを植えました。2011年のオイスカ50周年記念式典の際、天皇皇后両陛下のご臨席を賜ったことと合わせ、こうした慶祝行事としての記念植樹が全国で行われていることを知った研修生からは「日本の国柄を知る機会になった。サクラが元気に育ってほしい」といった声が聞かれました。 また、6月5日、富士山では在日本インド大使館との協働で、マハトマ・ガンジー生誕150周年を記念した植樹活動が、山梨県甲府市に本社を置く㈱オギノの社員や、同市立甲運小学校の児童らあわせて約100名の参加を得て開催されました。式典では、オイスカ・インターナショナルの中野利弘副総裁が「『地球の自然資源は、未来の子どもたちから借りているものである』と訴えたガンジー翁の言葉を紹介し、未来の地球環境をよりよいものにするために力を合わせよう」と挨拶。大使館から参加したシッダールタ・シン一等書記官兼ヴィヴェーカナンダ文化センター所長は、児童らとヤマザクラやミズナラなど150本を植え、一本一本にシカ害対策ネットを取り付けました。その後、シン一等書記官は、道の駅なるさわに移動し、鳴沢村の渡辺昭訓副村長やオギノの荻野寛二社長、オイスカ山梨県支部金丸信吾会長らとソメイヨシノ5本の記念植樹を行い、「鳴沢村は、インドのモディ首相が昨年来日した際、安倍晋三首相の別荘に招かれた地であり、日印の友好にふさわしい場所。さらには、日本を象徴する富士山を背に、桜を植えることができて感激した」と感想を述べました。

    家族で植樹を行う姿も見られた(富山県)

    9日には、富山県支部が立山町天林地区で森づくり活動を実施し、久和進支部会長をはじめ会員や会員企業の従業員のほか、地元ボーイスカウトに所属する子どもたちなど120名が参加しました。雨の中での作業となりましたが、ヤマザクラやソメイヨシノなど300本を植樹。同活動地での取り組みは3年目となり、前日には、これまでの植栽地の下刈り作業も実施しました。また、新天皇即位の記念植樹もあわせて行われ、令和の新しい時代が平和なものとなるよう願いながら、久和会長と地域の代表者らがシラカバの苗を植えました。
    オイスカでは引き続き、全国で展開するこうした植林や森林保全活動に、より多くの人たちに参画してもらえるよう啓発、実践に取り組んでいきます。

     

    アーカイブ